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ラオスへ向かうディーゼル4万リットルのタンクローリーが急坂で横転

ナーン県でラオスへ向かうディーゼル4万リットルのタンクローリーが急坂で横転。国内で燃料不足が深刻化する中、近隣国への輸出に疑問の声が上がっている。

ナーン県チャルームプラキアット郡で3月25日、ディーゼル燃料4万リットルを積んだタンクローリーが横転する事故が起きた。ラオスへの燃料輸送中だった。運転手は軽傷で済んだ。

現場はタイ-ラオス国境に向かう急勾配の道路だ。運転手は「坂が非常に急で、この道路に慣れていなかった」と話している。レンジャー部隊32(パーメアン機動隊)と地元警察、チャルームプラキアット郡長が現場を確認した。

タイ国内でディーゼルが深刻に不足している中、ラオスへの燃料輸出が行われている事実は議論を呼びそうだ。国会では「なぜ国内で足りないのに近隣国に輸出するのか」という質問がすでに出ており、一部の議員は近隣国への燃料輸出の一時停止を求めている。

タイは周辺国(ラオス、ミャンマー、カンボジア)への燃料供給拠点でもある。石油精製能力がない近隣国にとって、タイからの燃料輸入は生命線だ。しかし自国の供給が逼迫している状況で輸出を続けることへの国民の不満は高まっている。

4万リットルのディーゼルは、一般乗用車約800台分の満タンに相当する。国内のガソリンスタンドで1回500バーツの給油制限が敷かれている中、大量の燃料が国境を越えていく光景は、燃料配分の矛盾を浮き彫りにしている。