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スコータイ県でもスタンド開店前から携行缶行列 燃料不足が北部に拡大

経済出典:Thairath2026/03/24 09:00

スコータイ県でもスタンド開店前から携行缶行列が発生。世界遺産の古都でも燃料不足が深刻化している。

スコータイ県でも住民がスタンドの開店前から携行缶を持って行列する光景が広がっている。ディーゼルの在庫は限られ、開店後数時間で売り切れる状態が続いている。

スコータイはユネスコ世界遺産の古都として知られる北部の県だ。農業が主要産業で、トラクターやポンプのディーゼルがなければ生産活動が止まる。

これまでにカンペーンペット(夜通し行列)、ペッチャブーン(夕方4時から並ぶ)、ウタラディット(携行缶殺到)、チュムポーン(ディーゼル枯渇)と北部・南部の各県で報告されてきた。スコータイの追加で、タイの燃料不足が「点」ではなく「面」の問題であることがより鮮明になった。

政府は「燃料危機は改善している」と発表したが、地方の住民にその実感はない。エネルギー事業局の「改善」は全国平均の数字であり、地方の個別のスタンドの状況とは乖離がある。

日本の世界遺産の町(京都、奈良等)で住民がガソリンを求めて行列する光景は想像しにくい。スコータイの世界遺産と燃料行列という対比が、タイの現状の深刻さを物語っている。