Khaosodのコラムが「燃料危機の日常がコロナ禍の生活と似てきた」と指摘し話題になっている。
類似点は多い。移動の制限(燃料がなくて出かけられない)、物価の上昇、行列文化の復活、スーパーの棚の欠品、地方経済の疲弊。コロナ時代のロックダウンは政府命令だったが、燃料危機は「燃料がないから物理的に動けない」という事実上のロックダウンだ。
観光業への打撃もコロナ並みだ。ブリーラム県では観光客が90%減少し、ホテルはソンクランの集客で大幅値下げを余儀なくされている。船舶業界は全国停船を通告し、漁業が停止している。
しかし決定的な違いもある。コロナは「いつ終わるか分からなかったが、ワクチンで終わった」。燃料危機は「中東の戦争が終わらない限り終わらない」。出口が見えないのが最大の不安だ。
日本では2020年のコロナ禍で「新しい生活様式」が定着した。タイでは燃料危機が「新しいエネルギー生活」を迫っている。EV、太陽光、ゴミからの燃料精製。コロナが働き方を変えたように、燃料危機がエネルギーの使い方を変える可能性がある。