タイの中国人武器庫事件で逮捕された31歳のミンチェン・サン容疑者が、5月11日にパッタヤ特別刑務所への移送中に強い精神的緊張からけいれん発作を起こし、意識を失った。矯正局職員が緊急で病院に担架搬送する事態となった。同日朝に報じられた重度ストレス症状と約2日間の固形物拒食の延長線にある事態で、取り調べは医療回復まで大幅に遅延する見通しだ。
ナージョムティエン警察署からパッタヤ特別刑務所(เรือนจำพิเศษพัทยา)のスクリーニング手続き中、容疑者は強い精神的緊張・全身のけいれん発作(ชักเกร็ง)・眼球停止と意識喪失(ตาค้าง)・応答不能の状態を急速に示した。約2日間の固形物拒食による低血糖・電解質バランス崩壊、勾留環境のストレスによる心拍数上昇・血圧変動、取り調べの心理的圧迫が複合した可能性が高い。具体的な医学的診断は検査結果待ちとなっている。
捜査への影響と国際的背景
容疑者が保有していた武器ネットワーク(M4ライフル2丁・グロック26・無許可銃・C4爆薬・手榴弾)には民間3人と軍人2人が関与しており、武器入手経路の全容解明には本人の口頭証言が不可欠だ。医療回復まで取り調べが完全停止することで、「テロ計画か単純な武器収集か」の判断も遅延する。警察庁経済犯罪対策部と第2警察管区が合同捜査を継続中だ。
アヌティン首相はこの事件を背景の一つとしてフリービザ全カテゴリの整理を指示し、パコーン委員会を設置した。中国大使館はミンチェン氏はタイ法の保護対象外と明言しているが、人道的医療管理の責任はタイ側にある。