タイ首都電力局(MEA)は明日5月8日にバンコクとノンタブリ県の合計6地区で計画停電を実施すると発表した。電力系統の安定強化と保守作業のための予定停電で、対象地区の時間帯は08時30分から15時30分の範囲。事前準備が必要な家庭・事業所では、エアコン・冷蔵庫・サーバー・医療機器などの停電対応を5月8日に向けて確認する必要がある。
バンコク5地区の計画停電時間と対象範囲
バンコク都内では5地区で停電が予定されている。最も停電時間が長いのはナワミン通り ソイ111支線14で、08時30分から15時30分まで7時間にわたる停電。ソイ全体が対象となる。続いてパホンヨーティン通り(08時30分〜13時00分、4時間半)、ラチャダムリ通りのソイ(09時30分〜14時00分、4時間半)。
スウィンタウォンセ通りの住宅地は10時00分〜12時00分の2時間、バンナー高架パラレル道路(地上の側道)は09時30分〜12時00分の2時間半となっている。住宅地は住宅地全体、バンナー高架パラレルは特定区間に限定された停電。
ノンタブリ幹線通りの停電時間
ノンタブリ県内では、一部区間で電柱番号で範囲指定された停電が08時30分から13時00分まで4時間半予定される。当該地区の住民・事業所は事前確認が必要。
系統安定強化と保守作業が目的
MEAが今回の計画停電の目的として挙げたのは、電力系統の安定性強化とサービス品質向上のための保守作業。タイの電力インフラは経年劣化が進む設備が一部にあり、定期的な計画停電で点検・部品交換・新設備接続を行う運用が続いている。雨季入り前のこの時期は、雷雨による設備損傷が頻発する前の予防保守が集中する季節でもある。
電気代の高止まりが続くタイで、MEAの計画停電は事前告知が徹底されており、事業者・家庭ともに対応する余裕がある。MEA公式ウェブサイトの停電通知セクションで、地域別の詳細な停電予定が随時更新される運用となっている。
在タイ日本人と日系企業への注意点
該当地区に住む在タイ日本人駐在員・家族にとって、5月8日の活動計画への影響は無視できない。特にナワミン111、ラチャダムリ、パホンヨーティン沿いの住宅・コンドミニアム居住者は、エアコン停止での室温上昇、冷蔵庫の食材保護、リモートワーク用Wi-Fi停止への備えが必要。携帯電話の充電を前夜に済ませる、停電中の昼食手段(モール・カフェ等)を確保するなどの対応が現実的。
日系企業の拠点が該当地区にある場合、業務時間帯と完全に重なる停電となるためサーバーの計画安全停止、冷蔵在庫の温度管理、来訪者対応の代替計画が必要となる。MEAの公式案内に従って、停電開始30分前には主要設備の安全停止を完了させる運用が推奨される。