タイ・チョンブリ県のパタヤ近郊ポーン町で2026年5月6日深夜2時頃、家屋前の水道メーターを盗まれる事件が連続発生し、複数世帯が断水状態に陥っている。被害者の一人、タナクリット・ルエングディットさん(34)はCCTV映像を証拠としてThe Pattaya News取材陣に提示し、ノンプルー警察に被害届を提出した。犯人は黄色のバイクで逃走しており、現時点で身元は判明していない。
5/6深夜の連続盗難、CCTVが捉えた犯人の姿
事件は2026年5月6日午前2時頃に始まった。タナクリットさんが帰宅すると自宅前の水道メーターが消失しており、家族とともに断水状態に。彼の自宅前のCCTVには、犯行の様子が一部始終録画されていた。
CCTV映像によれば、犯人は黄色のバイクに乗り、黒い長袖シャツと長ズボンを着用、ヘルメットで顔を完全に覆った状態で犯行に及んだ。メーターを取り外す技術的な手際は良く、計画的な犯行と推察される。犯行後はハイウェイ36号方向(チョンブリ南北を結ぶ主要道)に逃走している。
被害は10世帯以上に拡大、ノンプルー警察が捜査中
タナクリットさんは事件後、ノンプルー警察(チョンブリ県の管轄署)に被害届を提出。警察は捜査チームを編成し、CCTV映像の解析と容疑者の特定を急いでいる。
被害状況の調査が進むなか、現地の聞き込みでは少なくとも3世帯のメーター被害が確認された。ソーシャルメディア上の住民投稿では、被害世帯数は10軒以上に上っているとされる。同一犯または複数犯による連続的な犯行と推定され、ポーン町全体で警戒が高まっている。
水道メーター盗難の背景:金属相場と転売価値
水道メーターの本体は黄銅(ブラス)・銅・真鍮などを含む金属部品で構成され、解体して金属屑として転売される事案が世界各地で発生している。タイでも特に郊外の住宅地・建設現場で、夜間にメーターを抜き取って転売する盗難パターンが繰り返し報告されている。
タイの場合、水道メーターの再設置までは水道局への申請と現場確認が必要で、再設置完了まで断水状態が続く。被害住民にとっては、生活水確保のためにペットボトル水の備蓄や近隣からの一時融通が必要となる。
在タイ日本人と観光客への注意点
パタヤ近郊のポーン町は、コンドミニアムだけでなく一戸建て・タウンハウス型の住宅が密集する地域で、在タイ日本人駐在員や長期滞在者が住居として選ぶエリアの一つでもある。今回の事案は、夜間の単独犯による組織的な金属盗難パターンを示しており、同様の犯行が他のソイ・他の地区に波及する可能性がある。
防犯対策としては、自宅前のCCTV設置、夜間の照明強化、メーター周辺への頑丈なカバー設置が現実的な選択肢となる。万が一被害に遭った場合、すぐに地元警察(ノンプルー警察1188等)と水道局に連絡し、CCTV映像の証拠保全を第一に行う運用が再設置・捜査の双方を早める。