タイ・コンケン動物園が2026年4月5日に誕生したピグミーカバ(ヒッポペチェ)の女の子の名前を、5つの候補から一般投票で決定する準備を進めている。父はカオキアウ・オープン動物園のナデック、母はナコンラチャシマ動物園のヤヤ。父ナデックは2024年に世界的な話題となったバイラル人気のピグミーカバ「モーデン」の兄で、今回の新生児はモーデンの姪に当たる。動物園は5月7日に1ヶ月健診の結果を公表し、健康状態が良好なことを確認した。
4/5生まれの女の子、1ヶ月健診で健康確認
新生のピグミーカバは2026年4月5日、コンケン動物園で誕生した。コンケン動物園長のティパワディ・キッティクン氏が5月6日に記者発表で語ったところによると、生後1ヶ月の節目で予定されていた健康診断を実施した結果、新生児は健康そのもので、肺機能は正常、発育パターンも年齢相応と確認された。
身体検査では、ピグミーカバ特有の上歯2本と下歯が順調に生え揃っていることも観察された。獣医師チームと専門スタッフが24時間体制で見守る運用が継続されており、今後3〜6ヶ月は近距離での集中ケアが続く見込み。
父ナデックはバイラル人気「モーデン」の兄、新生児はモーデンの姪
新生児の血統的な注目ポイントは、父ナデックが「モーデン(หมูเด้ง)」の兄であること。モーデンはカオキアウ・オープン動物園で2024年7月10日に生まれたピグミーカバで、X(旧Twitter)、TikTok、Instagram上でバイラル人気を獲得し、世界各地から観光客を呼び寄せる動物園のスター格となった存在。
モーデンの兄ナデックは、別のメスとの間に今回の女児を残した形となる。タイ語では新生児がモーデンにとって「หลานสาว(姪)」に当たると表現されており、血縁関係を強調することでメディア・SNSの注目を集める動物園のブランディング戦略としても効果的。
5候補から名前投票、コンケン動物園から発表予定
コンケン動物園は新生児の名前を5候補から一般投票で選定する方式を採用。具体的な候補名は順次公表される予定で、SNS・公式ウェブサイトでの投票プロセスを通じてタイ国民・海外ファンの参加を呼びかける。モーデンが自身の名前を世界に広めた前例があるだけに、姪の名前選びにも大きな関心が集まる。
タイの動物園文化では、来園者・SNSフォロワーを巻き込む命名イベントが、施設の認知度向上と動物への愛着醸成の双方に有効。コンケン動物園にとっては、首都圏のカオキアウ・ナコンラチャシマと並ぶピグミーカバ繁殖拠点として位置付けを強化する好機となる。
タイのピグミーカバ繁殖と国際的な話題性
ピグミーカバは絶滅危惧種に指定されており、世界的に飼育・繁殖の難易度が高い動物。タイは過去数十年にわたって複数の動物園でピグミーカバの繁殖実績を積み重ねており、今回のコンケン動物園の事例は、その専門性が引き継がれていることを示す。
在タイ日本人や旅行者にとって、コンケンは東北部(イサーン)観光のついでに立ち寄れる距離感の園で、首都圏のカオキアウ・ナコンラチャシマとは異なる地域文化を体感できる場所。新生児の成長段階に合わせて訪問する家族連れには、の姪が新たな目玉として将来の見どころとなる可能性が高い。