タイで小学6年生(12歳)の女子が、同年級の女子2人を「友達の家でくつろぐ」と誘い出し、30歳の男性に200バーツの対価で「売却」して性的虐待を受けさせた疑いの衝撃事件が発覚した。被害者2人の母親が5月6日、バンコクのサイマイ救済ページの会見場を訪れ、被害状況と捜査停滞への苦情を直接訴えた。
被害者2人(仮名「エー」「ビー」、いずれも12歳の小学6年生)の家族はサイマイ救済ページの創設者エカパップ・リアンプラッスート氏の元を訪れ、被害事実を申告した。事件の発生日は4月26日とされる。同年級の女子学生「テイ」(仮名)から電話で「友達の家でくつろぼう」と誘いを受け、軽い気持ちで同行したのが事件の始まりだった。
連れて行かれた先で待ち受けていたのは、30歳の男性だった。被害者2人は意思に反して性的虐待を受けたとされる。男性側は性行為の対価として200バーツを支払い、その金は被害者本人に「タクシー代として帰宅に使え」という形で渡されたという。誘い役の同年級女子はおとり的な役割を果たした構図である。
事件後、被害者2人は加害者側から「誰にも言うな」と口止めされたとされる。それでも家族の異変察知から事件が表面化し、被害者の親は警察に被害届を出して捜査を求めた。ところが捜査の進展は鈍く、加害者側は何の処分も受けないまま日常生活を続けているように見える状態だった。
母親はサイマイ救済ページで「事件はもう何日も経っているのに進展がなく、加害者が堂々と平然と暮らしているのを見て耐えられない」と訴え、捜査の加速と適切な処分を要請した。タイでは未成年に対する性犯罪と人身売買的な行為は厳重な刑罰の対象であり、特に被害者・加害者(誘い役)双方が小学生の同級生という構図は、児童の保護体制と教育現場の課題を改めて浮き彫りにした事案として社会的に注目を集めている。