タイの代表的観光地パタヤの海で、外国人観光客の集団がわいせつ行為に及んだとされる動画がソーシャルメディアで拡散している。報道や目撃者の証言によれば、酩酊状態の8人(男性4人・女性4人)が深夜の海に入り、周囲の警告を無視して水中で性的な行為を行った疑いがあるという。観光客は服装や言葉などからロシア国籍と推定されている。
現場で動画を撮影し報道に証言したのは、目撃者の地元住民モン氏(44歳)だった。モン氏は5月6日午前2時過ぎに記者団に状況を説明し、関連する映像も共有した。問題の行為は同日午前3時から4時頃にかけて発生したとされ、深夜帯の人通りの少ない時間に8人の集団がまとまって海に入っていく様子から始まった。
行為の最中には、現場に居合わせた他の観光客や地元住民から繰り返しの注意・警告が投げかけられたが、グループはこれを無視して行動を続けたとされる。複数の目撃者がスマートフォンで状況を記録しており、モン氏が代表的な動画をオンライン上に投稿したことで一気に拡散した。集まった他の動画もSNS上を巡回している。
警察や市当局の公式対応は、記事掲載時点では明らかになっていない。タイの公衆道徳に関する法令では公然わいせつは処罰対象となるため、当該動画の特定と容疑者の特定が進めば、出国前の摘発・処罰、あるいは出国後でも国際協力による追及の可能性が出てくる構図である。
パタヤでは過去にもロシア人カップルによる海での性的行為動画が問題化した経緯があり、中国人観光客や他国籍の観光客による同種の事案も繰り返し発覚している。観光地としての国際的なイメージと、地元住民の生活環境・公共スペース利用の両方に直結する問題で、今回もパタヤの観光イメージに対する懸念が再燃する形となった。タイ国内ではマフィア・影響力者と政治家のSNS脅迫など観光地ガバナンスに関する議論が連続的に表面化している。