ターク県の国道12号線(ターク〜メーソート線)で2026年4月6日午後2時40分ごろ、旅客バン(ターク〜メーソート定期路線)が18輪トレーラーの後部に追突し、運転手を含む5人が死亡した。多数の負傷者も同乗していた。
事故の詳細
事故はターク県ムアン郡メートー地区、バーン・フアイヌンの南、三叉路まで1キロ付近の国道上で発生した。72歳のニコム(仮名)さんが運転するバンが前方のトレーラーに追突した。ニコムさんはその場で即死、他の乗客も複数人が車内に閉じ込められた状態で発見された。
メートー署のキアッティサック・ブンプロン警部補が出動を要請し、ソムデットプラチャオタクシン病院と複数の救急隊が現場に急行した。バンがトレーラーの荷台にめり込んだ状態で救出作業が行われ、計5人の死亡と多数の負傷が確認された。
国道12号線の危険性
ターク〜メーソート間の国道12号線は、タイとミャンマー国境をつなぐ幹線道路だ。国境貿易・出稼ぎ・観光で交通量が多い一方、山間部を蛇行する区間が長く、カーブや急勾配が続く。スピードを出しすぎた車両による追突・転落事故が繰り返されてきた道路でもある。
72歳の高齢ドライバーという問題
今回の事故では、72歳の高齢者が定期旅客バンを運転していた点に注目が集まった。タイの定期旅客バンには年齢制限の規定があるが、地方路線では人手不足から高齢ドライバーが現役で働くケースがある。乗客の安全をだれが守るのか、免許と労働管理のあり方が改めて問われる事故となった。


