パトゥムターニー県クローンルアン郡にある韓国語学校の前で4月4日、韓国人のテウォン・ベ容疑者(65歳)が消費者保護警察に逮捕された。韓国・釜山警察がインターポールの国際手配書(レッドノーティス)を発行していた人物だ。
ベ容疑者は韓国で違法な貸金業を運営し、海外で働く出稼ぎ労働者を主なターゲットにしていた。年利は最大154%に達し、韓国の規制をはるかに超える暴利だった。被害者は9,000人以上、被害総額は355百万バーツ(約17億円)を超えるとされ、釜山警察が近年捜査した違法貸金事件のなかでも最大規模の一つだった。
韓国当局が組織を摘発した際、ネットワークのメンバー6人が逮捕・起訴されたが、ベ容疑者は逃亡。タイに渡り潜伏していた。逃亡後は息子が組織の運営を引き継いでいたという。
中央捜査局のナッタサック・チャオワナサイ局長は、ベ容疑者の潜伏先に関する情報提供を受けて動きを追跡し、韓国語学校付近で身柄を確保したと説明した。ベ容疑者のビザは取り消され、タイ警察は韓国への強制送還の手続きを進めている。
タイは気候や生活コストの面から外国人犯罪者の逃亡先として選ばれることが少なくない。先日もバンコクの高級コンドでSIMボックスを使った詐欺を行っていた台湾人が逮捕されている。国際的な犯罪捜査協力の強化が求められるなか、タイ警察とインターポールの連携が成果を上げた事例だ。
