3月31日の上院本会議で、ピンヤーパット上院議員が燃料危機に便乗した新手の詐欺を告発した。大手ガソリンスタンドを装ったSMSで「500バーツ」「1,000バーツ」の無料燃料クーポンを配布するとうたい、リンクをクリックした被害者の銀行口座から預金を引き出す手口だ。
同議員は「国民の苦しみを道具にして騙す、最も卑劣な犯罪だ」と強く非難した。過去1週間で多数の被害者が出ており、被害者は社会的弱者だけでなく、一般的な知識を持つ市民にも及んでいるという。
手口はこうだ。PTTやバンチャックなどの大手ブランドを騙り、「燃料クーポン進呈」のSMSを送信。リンク先の偽サイトで個人情報や銀行口座情報を入力させ、口座の資金を窃取する。燃料価格の高騰で少しでも安く給油したいという心理につけ込む巧妙な手法だ。
同議員はデジタル経済社会省と警察に対し、偽サイトの即時遮断と犯人の追跡を要請した。
デジタル経済社会省の反フェイクニュースセンターは既に体感温度60度などの情報検証を行っているが、詐欺SMSの遮断にはより迅速な対応が求められている。燃料危機が長引くほど、こうした便乗詐欺のリスクは高まる。不審なSMSのリンクは絶対にクリックしないことが重要だ。

