アヌティン首相は新内閣「アヌティン2」の発足当日となる3月31日、マイクロソフトの幹部と会談した。マイクロソフトはタイに10億ドル(約500億バーツ、約5,000億円)を投資し、AIハブとしての地位を確立する方針を表明した。
投資は主に4つの柱で構成される。タイ国民のデジタルスキル向上、政府サービスへのAI・クラウド技術の導入支援、デジタルコストの削減、そしてタイをASEAN地域のAIハブへと押し上げることだ。
マイクロソフトは2024年にサティア・ナデラCEOがタイを訪問して以来、タイでのクラウドリージョン(Azureデータセンター)の設立やAIスキル教育プログラムの展開を進めてきた。2025年11月には「タイのAI駆動型成長を加速する画期的な戦略的コミットメント」を発表している。
今回の会談は、新内閣が正式発足した直後に行われた点が注目される。新政権が外資誘致とデジタル経済を最優先課題の一つに位置づけていることを示すシグナルだ。
タイではグーグルやアマゾンもデータセンターへの大型投資を進めており、世界的なAIインフラ投資競争の恩恵を受けている。

