ナコンラーチャシーマー(コーラート)県のM6モーターウェイで2026年4月12日、30歳の建設業者の男性が走行中の車内で散弾銃で射殺される事件が発生した。警察は防犯カメラに映った車両の映像を解析し、関係者の特定を進めている。
事件の概要
警察の調べによると、被害者はモーターウェイを走行中の車に乗っており、別の車(黒色のSUV)が後方から接近して射撃したとみられる。被害者は散弾銃で撃たれ、死亡が確認された。
現場は高速道路上で、ドライブレコーダーの映像に事件の一部始終が記録されていた。警察はその映像を解析し、容疑者車両の特定を急いでいる。
高速道路上の銃撃という異例性
高速道路上での銃撃事件はタイでも珍しく、犯行の大胆さが衝撃を与えた。被害者が「建設業者」であることから、工事関係のトラブル(請負代金の不払い、土地紛争など)に起因する可能性が取り沙汰されている。ただし動機はまだ明らかになっていない。
タイにおける建設業界のトラブル
タイの建設業界では、下請け業者と元請け業者の間の代金支払いトラブル、または土地・資材絡みの紛争が起きやすいと言われる。こうした民事的なトラブルが、脅迫や暴力に発展するケースは年間を通じて散発的に報告されている。
タイの裁判制度では民事紛争の解決に時間がかかる場合があり、一部のケースでは「実力行使」に至ることがある。
コーラートの治安
コーラート(ナコンラーチャシーマー)はタイ東北部最大の都市で、複数の主要道路が交差する交通の要衝だ。農業・工業・商業が混在する地域で、銃の違法流通に悩む側面もある。県警察は今回の事件を重大事件として扱い、銃器の押収捜索も含めた捜査を進めている。