チェンマイの米国総領事館前で3月28日、タイ人と外国人住民約50人が米国のイラン戦争に抗議するデモを行った。「CNX4PEACE」と名乗るグループが主催し、紛争の即時終結を訴えた。
参加者は米国の軍事行動を批判するプラカードを掲げ、平和を求めるスローガンを唱えた。チェンマイには多くの欧米人ロングステイヤーが住んでおり、今回のデモにはタイ人だけでなく外国人住民も加わった。
米国とイランの軍事衝突は1か月を超え、トマホークミサイル850発以上の発射、テヘランへの爆撃、米軍基地への報復攻撃と連日エスカレートしている。原油価格は99ドル台に達し、タイの燃料価格や物価にも直接的な打撃を与えている。
チェンマイでの反戦デモはタイ国内では珍しい。タイ政府はイランとの外交で自国タンカーの通行権を確保するなど実務的な対応を進めているが、市民レベルでの反戦の声が上がったのは今回が初めてとみられる。
50人という規模は大きくないが、タイ国内でも中東の紛争が他人事ではなく「自分たちの生活に直結する問題」として認識されていることの表れだ。
