カンチャナブリー県トーンパプーム郡で、飲酒中に口論となった夫が妻に「ナイフで刺してみろ」と挑発したところ、妻が本当にナイフを手に取り夫の首を刺して死亡させる事件が発生した。
トーンパプーム署がヒンダート地区バーンクイマンの民家で通報を受け、現場に急行した。救急隊と複数のボランティア団体も駆けつけたが、夫は首の刺し傷で死亡が確認された。
捜査によると、夫婦は自宅で一緒に酒を飲んでいたところ口論に発展。激昂した夫が妻に向かって「ナイフがあるだろう、刺してみろ」と繰り返し挑発した。妻は最初は無視していたが、ついに我慢の限界を超え、台所からナイフを持ち出して夫の首を刺した。
タイでは飲酒に起因する家庭内暴力が後を絶たない。先日もバンコクで酔った30歳の妻が63歳の夫をナイフで10か所以上刺して殺害する事件が報じられたばかりだ。酒が入った状態での口論がエスカレートし、凶器を使った殺傷に至るパターンが繰り返されている。
「刺してみろ」という挑発を額面通りに受け取られた結果が死という、皮肉で痛ましい結末だ。