タイ金価格協会は2026年3月27日、国内金価格の今日分の発表を行い、前日(26日)から変動がないと公表した。この日の価格は金装飾品(ทองรูปพรรณ)の売値が1バーツ(15.244グラム)あたり69,800バーツ、金地金(ทองแท่ง)の売値は69,000バーツ、買取価格は68,800バーツ。国際市場の金スポット価格(Gold Spot)は1トロイオンスあたり4,429ドルで取引されていた。
前日との変動がなかったのは、中東情勢や国際原油・ドル相場が一時的に落ち着いたためとみられる。この時期タイの金価格は乱高下が激しく、1日で数百から1,000バーツ以上動く日もあった。「変動なし」は比較的珍しい状況だった。
中東紛争勃発後、タイの金価格は短期間で一気に急騰した。2026年1月時点では1バーツあたり40,000バーツ台だったものが、2月末から3月にかけて急速に上昇し、4月には70,000バーツを超えた。この上昇率は短期間としては過去最大水準で、個人投資家の間では「金を売るべきか」「まだ持ち続けるべきか」の議論が活発化した。
タイでは庶民が金を資産として保有する文化が根強い。「10バーツ単位(約152グラム)」「1バーツ(約15グラム)」という小口の購入が一般的で、バンコクのヤワラートや地方都市の金店では毎日多くの売買が行われる。金価格の急騰局面では、旧来の金製品を売却して現金を得る「金の現金化」も盛んになった。
2026年に金価格が急騰した主な背景としては、中東紛争による地政学的リスクの高まり、原油高による通貨価値の不安定化、世界的なインフレへの懸念、そして中央銀行による金購入の増加などが挙げられる。
タイのBOI(投資委員会)は2025〜2026年に特にEV製造・データセンター・医療機器・農業技術分野への投資誘致に注力している。外資100%での設立を認める業種も増え、タイは先進製造業の立地として競争力を高めている。
タイは日系企業の製造拠点として長年の歴史を持ち、在タイ日系企業は6,000社以上とされる。自動車・電子機器・食品・小売業での存在感が大きく、日本とタイの経済関係は緊密だ。
タイのBOI(投資委員会)は2025〜2026年に特にEV製造・データセンター・医療機器・農業技術分野への投資誘致に注力している。外資100%での設立を認める業種も増え、タイは先進製造業の立地として競争力を高めている。タイは日系企業の製造拠点として長年の歴史を持ち、在タイ日系企業は6,000社以上とされる。自動車・電子機器・食品・小売業での存在感が大きく、日本とタイの経済関係は緊密だ。
2026年のタイへの外国直接投資(FDI)は、中東情勢の影響で一部の計画が遅れているが、中長期的にはEVバリューチェーンへの投資が増加する見通しだ。チャイナプラスワン戦略で中国から移管されるサプライチェーンの受け皿としても、タイへの期待が高まっている。
在タイ日本人や日本からの訪問者にとっても、今回のような出来事はタイの社会・文化の一側面を理解するうえで参考になる。タイと日本の間には歴史的・経済的な深い結びつきがあり、在タイ日系企業のビジネス活動や日本人観光客への影響も無視できない。今後も継続的な情報収集と現地状況の把握が重要だ。
タイは人口約7,000万人を擁する大国で、バンコクを中心に経済・文化・政治が集中している。2026年現在、首相アヌティン・チャーンウィーラクーン率いる連立政権は、中東情勢の影響で高まるエネルギーコストと生活費上昇への対応を最優先課題としている。在タイ日本人・日本企業にとっても、タイの政策動向や社会情勢を把握し、適切に対応することが求められる局面だ。