Thailog

タイの最新ニュースを日本語で

「騙すのは見知らぬ人ではなく信頼する人」タイ政府がSNS詐欺の新手口を警告

タイ政府が詐欺の新傾向を警告。見知らぬ人ではなく「信頼する人」を通じた詐欺が急増。友人や家族がSNSで詐欺に加担させられ、その知人に被害が波及するパターンだ。

タイ政府の啓発番組「ออฟฟิศ ติด(ส)แกรม」第6回で、詐欺の新たな傾向が指摘された。従来のように見知らぬ人からの連絡で騙されるのではなく、「信頼している人」を通じて被害に遭うケースが増えている。

手口はこうだ。詐欺グループはまず一般の人を「協力者」として取り込む。高額報酬を約束して詐欺行為の一端を担わせ、その人の知人や家族に詐欺商品や投資話を紹介させる。被害者は「あの人が勧めるなら大丈夫」と信じてしまう。

若者がターゲットにされるケースも目立つ。SNSで「高収入バイト」を装い、実際には詐欺組織の「出し子」や「窓口役」として犯罪に加担させる。本人は犯罪行為だと気づかないまま共犯者になることもある。

友人や家族からの投資話、SNSの「知人」からの高収入話は、最も警戒すべき詐欺の入口だ。タイでは詐欺被害額が1日あたり7,000万バーツに上るとされている。

「知っている人だから安心」という心理こそが、詐欺師に最も利用されるポイントだ。お金の話が出たら、誰が言っているかに関係なく、まず疑うことが自衛の第一歩になる。