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首相がISOC(国内治安部隊)に燃料の密輸・買い占め取り締まりを指示

アヌティン首相がISOC(国内治安作戦司令部)に燃料の密輸・買い占め取り締まりを指示。軍の治安部隊が燃料管理に乗り出す異例の展開で、全国規模の摘発を進める。

アヌティン首相がISOC(国内治安作戦司令部、กอ.รมน.)に対し、燃料の買い占めと国外への密輸の取り締まりを強化するよう直接指示した。軍の治安部隊が燃料管理に乗り出した形だ。

燃料の密輸は深刻な問題になっている。タイの燃料価格が近隣国より安かった時期に「アリ軍団」と呼ばれる密輸ネットワークが形成され、一般市民を装って大量に燃料を購入し国境を越えて転売していた。6バーツの値上げ後もこの構造は残っている。

ISOCは軍と警察の統合組織で、通常は反政府勢力や国境警備を担当する。燃料問題にISOCが動くのは異例であり、政府が事態を国家安全保障レベルの問題と認識していることを示す。

DSI(特別捜査局)はすでにサラブリー県で違法燃料拠点3か所を摘発し2万9,000リットルを押収している。今回の首相指示は、取り締まりの範囲を全国に拡大するものだ。

密輸と買い占めが止まらない限り、国内の燃料供給は安定しない。パンガーやパヤオなど地方での品薄は、供給量の不足だけでなく、流通の中間で燃料が抜かれていることも一因とみられる。