クウェート国際空港が3月25日朝、ドローン攻撃を受けた。空港敷地内の燃料タンクに命中し、爆発・炎上した。クウェート民間航空局は死傷者はいないと発表した。
攻撃は現地時間の午前8時17分に発生した。ドローンが空港の燃料貯蔵施設に直撃し、大規模な火災が起きた。消防隊が直ちに出動して消火と延焼防止にあたった。民間航空局は「被害は物的損害にとどまった」と説明しているが、損害の全容は調査中だ。攻撃の実行者は明らかにされていない。
湾岸諸国の民間空港が攻撃対象になったことは、中東紛争の新たな段階を示している。これまでイスラエルとイランの直接対決が主戦場だったが、周辺国のインフラにまで攻撃が及んだ形だ。クウェートは産油国であると同時に、中東の航空ハブの一つでもある。
イランも新型兵器を投入している。極超音速滑空体(Hypersonic Glide Vehicle、HGV)と呼ばれるミサイルの実戦使用が報じられた。通常のミサイルと異なり、飛行中に軌道を変えて迎撃をかわす機動が可能な兵器だ。タイのメディアはこれを「踊るミサイル」と表現している。
紛争の拡大は、タイを含むエネルギー輸入国にとって深刻な意味を持つ。クウェートの空港施設が攻撃されたことで、ペルシャ湾岸の石油・LNG関連インフラへのリスクが改めて浮き彫りになった。ホルムズ海峡の封鎖に加えて湾岸国のインフラが損傷すれば、世界のエネルギー供給に対する打撃はさらに大きくなる。