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カンチャナブリーの寺院で僧侶2人が覚醒剤使用 通報で発覚し即日還俗

ボープロイ郡の寺院に通報が入り、僧侶2人が覚醒剤の使用を認めた。即日還俗の後、刑事手続きに移された。

カンチャナブリー県の寺院で3月24日、僧侶2人が覚醒剤(メタンフェタミン)を使用していたとして逮捕された。2人は使用を認め、その場で袈裟を脱がされ還俗(げんぞく)させられた。

事件が起きたのはボープロイ郡の寺院だ。午後12時半ごろ、「寺院内で僧侶が薬物を使用している」との通報を受け、チャワロット・マッカウ郡長と地元警察が寺院を訪れた。調査の結果、僧侶2人が覚醒剤の使用を認めたため、即座に還俗の手続きが行われた。

タイでは仏教は国教に準ずる存在であり、僧侶は社会的に高い尊敬を受ける。全国に約4万の寺院があり、約20万人の僧侶が修行生活を送っている。僧侶の薬物使用は仏教の戒律に反するだけでなく、刑法上の犯罪でもある。還俗により僧侶の身分を失った後、一般市民として刑事手続きに移される。

タイでは僧侶の不祥事が繰り返し報じられている。寺院は地域の精神的な支柱であると同時に、監視の目が届きにくい閉鎖的な空間でもある。特に地方の寺院では、薬物汚染や金銭トラブルが後を絶たない。政府は寺院への抜き打ち検査を強化しているが、根本的な対策は進んでいないのが現状だ。