約2キロの給油行列で、若者グループが殴り合いを始める騒ぎがあった。割り込みをめぐるトラブルが暴力に発展した。
燃料不足が長期化する中、スタンドの行列でのトラブルが各地で報告されている。長時間待った末に「割り込まれた」怒りが暴力に繋がるケースだ。
スタンド側も対応に苦慮している。警備員を配置する店舗もあるが、人手不足で対応が追いつかない。タイ警察はスタンド周辺のパトロールを強化しているが、全国のスタンドをカバーすることは困難だ。
日本の東日本大震災後にもスタンドで割り込みトラブルは発生したが、暴力に発展したケースはまれだった。タイでは燃料不足に加え、暑季の40度近い気温が人々のストレスを高めている。
「燃料をめぐる暴力」は危機が社会秩序にまで影響し始めたサインだ。船舶業界の全国停船通告と合わせ、燃料危機がタイ社会を揺さぶっている。