プラチャーチョン党のウィラユット議員が30人の国会議員を動員し、燃料備蓄の横流しに関する「黒幕(ไอ้โม่ง)」のデータを国会で公開する。
「備蓄があるのになぜスタンドに届かないのか」という疑問は、燃料危機が始まって以来最大の謎だ。政府は「不正はない」と説明してきたが、野党は独自に入手したデータで反論する構えだ。
30人の議員がそれぞれ異なる地域の供給データを持ち寄り、全国レベルでの供給の偏りを可視化するとされる。具体的にどの企業や個人が「黒幕」なのかが焦点だ。
元財務大臣カーン氏も同様の追及を行っており、野党勢力は「燃料危機は自然発生的なものではなく、意図的な操作が介在している」という立場を鮮明にしている。
日本では石油の流通は経済産業省が監視し、備蓄の放出・配分もIEAの枠組みで透明性が確保されている。タイでは備蓄の管理体制が不透明で、「誰がどれだけ持っているか」すら国会議員が独自調査しなければ分からない状況だ。