ノンタブリー県パークレット郡のプラパ運河沿いで3月24日午後7時50分ごろ、黒いゴミ袋が水面に浮いているのを近隣住民が発見した。強い異臭を放っており、通報を受けたパークレット警察署と救急隊が駆けつけると、袋の中から人体の一部が確認された。その後の捜索で計5袋が発見され、頭部を含む女性の遺体の各部位が分かれて入っていた。
警察はすぐに被害者の身元を調べるとともに、交際相手の男の行方を追った。被害者はラオス国籍の女性とされ、被疑者の男もまもなく警察に身柄を確保された。男は殺害した後、遺体を切断してゴミ袋に分けて運河に投棄したと供述した。
パークレット郡はノンタブリーのチャオプラヤー川西岸に位置し、運河が網の目のように走る地区だ。運河沿いには住宅が密集しており、今回のような遺棄場所になることがある。現場近くのムアントンターニーは高層コンドミニアム・商業施設が集積する住宅地で、その入口付近に遺体が浮いていたことが地域住民に衝撃を与えた。
タイでは親密なパートナーによる殺害(IPV:Intimate Partner Violence)が毎年深刻な問題として報告されている。タイ女性緊急センターのデータでは、IPVによる死亡者は年間数百件規模に達している。遺体を切断して水中に遺棄する極端なケースは珍しいが、事件が報じられるたびにDV被害の深刻さが改めて浮き彫りになる。






