ピックアップトラックが居眠り運転で対向車線に逆走し、10輪大型トラックと正面衝突する事故が発生した。ピックアップには妻も同乗しており、2人とも重傷を負った。
タイの交通事故は世界で最も多い国の一つで、WHOの統計では人口10万人あたりの死亡率が32.2人と日本(2.7人)の約12倍だ。特にピックアップトラックは農村部で「ファミリーカー」として普及しており、安全装備の不足と過積載が問題視されている。
居眠り運転による逆走事故は日本でも起きるが、タイの場合は道路の中央分離帯がない区間が多く、逆走時の正面衝突リスクが格段に高い。高速道路でもUターン用の切れ目があり、そこから逆走する車両が後を絶たない。
タイ政府は「7日間の危険な祝日」としてソンクランやタイ正月の交通事故対策を毎年実施しているが、日常的な交通安全対策は不十分だ。飲酒運転、無免許運転、ヘルメット未着用も依然として多い。