ミスグランドタイランド2026の「ベスト・ナショナルコスチューム」ラウンドが開催され、タイ77県代表の出場者が個性的な民族衣装を舞台上で披露した。会場はブラボーBKKショッピングセンター6階のMGIホール。ミスグランドタイランドおよびミスグランドインターナショナルのオーナー、ナワット・イッサラクリシル氏が司会を務め、テーマは「Grand Evolution(壮大な進化)」だった。
77県それぞれの個性
ミスグランドタイランドの民族衣装部門は、出場者が各県の文化・産業・自然・歴史を衣装で表現するのが特徴だ。毎年SNSで大きな話題を集め、「最も斬新なデザイン」「最も美しい」などのカテゴリーでオンライン投票も行われる。
2026年のラウンドでは奇抜さと芸術性のバランスが注目を集めた。自然素材を組み合わせた伝統的なスタイルから、LEDや光ファイバーを内蔵したハイテク系まで、幅広いアプローチが見られた。農産物や特産品をモチーフにした衣装も多く、地方の観光PRとしての機能も担っている。
カオソット英語版によると、特に目を引いたのは巨大な孔雀の羽根を模した衣装と、タイ北部の伝統刺繍を現代的な素材で再解釈した作品だった。
ミスグランドの規模と影響力
ミスグランドタイランドはタイで最も権威あるミスコンテストの一つで、国際大会「ミスグランドインターナショナル」への代表を選出する。国際大会はナワット氏が2013年に創設し、毎年アジア各国で開催されている。2025年の国際大会はタイで行われ、視聴者数は東南アジア最大規模に達した。
77県すべての出場者が一堂に会する民族衣装ラウンドは、地方のアイデンティティを全国に発信する場でもある。人口の多いバンコクや観光地として知られるプーケット、チェンマイだけでなく、知名度の低い県の文化を紹介する機会として注目されている。
ミスコンとタイの軍事文化との関係
タイではミスコンへの参加が若い女性のキャリアの一つとして確立されており、ファッション、テレビ、映画への登竜門として機能している。また一部の出場者は、タイ軍や警察のイメージキャラクターとして起用されることもある。タイの芸能界と安全保障・国家機関のつながりは強く、ミスコンの受賞者が公式行事に招かれるケースは珍しくない。
大会の今後の日程
民族衣装ラウンドの後は面接審査、タレント審査、ビキニ審査、イブニングガウン審査と続き、最終的なファイナル(ミスグランドタイランド2026の戴冠式)が行われる。優勝者はミスグランドインターナショナル2026の代表としてタイを代表することになる。