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アヌティン氏がタイ第32代首相に就任 293票で議会承認

政治出典:The Thaiger2026/03/19 21:00

プームジャイタイ党のアヌティン氏が293票で第32代首相に選出された。プアタイ党を含む17政党連立で、2023年以降3人目の首相となる。

プームジャイタイ党党首アヌティン・チャーンウィラクン氏が3月19日、タイの第32代首相に選出された。国会議員499人の投票で293票を獲得した。対立候補のプラチャーチョン党(国民党)ナッタポン・ルアンパンヤウット党首は119票、棄権は89票だった。

前首相パートンターン・シナワット氏がフン・セン元カンボジア首相との電話内容をめぐる問題で解任された後、アヌティン氏が2025年12月に議会を解散。2026年2月の総選挙でプームジャイタイ党が第1党となった。

連立政権は17政党で構成される。プアタイ党(タクシン元首相の流れを汲む)も連立に参加した。一方、民主党は投票に参加せず、クライティアム党は「政権から排除された」として棄権した。注目すべきは、野党プラチャーチョン党のスリヤー・ウォンアリー議員が造反してアヌティン氏に投票したことだ。

アヌティン氏は投票前の演説で「タイとタイ国民に最大の利益をもたらすよう努める」と述べ、憲法に基づく統治と国王の教えに沿った施政を誓った。正式な就任には国王の勅命を待つ必要がある。

タイの首相交代は2023年以降3人目だ。セター氏、パートンターン氏に続く交代で、政治の不安定さが際立つ。日本の岸田元首相が2024年に退陣した際は「短命政権」と言われたが、タイではそれ以上のペースで首相が代わっている。アヌティン氏が新政権でまず直面するのが、中東情勢に端を発する燃料危機への対応だ。