中国のトイブランドPop MartとSony Pictures Entertainmentが、人気キャラクター「ラブブー(Labubu)」の映画化を共同発表した。タイでは2024年から爆発的な人気を誇るキャラクターの映画化とあって、タイを中心にアジア全体で大きな話題となった。
ラブブーはベルギー出身のアーティスト・カジン(Kasing Lung)がデザインした三角耳の妖精キャラクターで、Pop MartのブラインドボックスIPとして世界で展開されている。タイでは2024年にBLACKPINKのリサがバッグにラブブーをつけた写真を投稿したことで一気に話題になり、限定品をめぐって徹夜行列が続出した。ポップアップショップには数千人が並び、転売価格が定価の5〜10倍になるケースも出た。
映画化の詳細はまだ公表されていないが、Pop Martは「ラブブーの世界観を映像で表現する」としており、アニメ映画またはCGI映画になるとみられる。SonyはSpider-Man: Into the Spider-VerseやPAWパトロールなどのIPアニメを手がけた実績があり、今回のプロジェクトへの期待を高めている。公開時期は未定だが、タイが制作や上映のキーマーケットの一つになる可能性がある。
Pop Martは中国で上場するトイ・エンターテインメント企業で、2025年には売上が急拡大し時価総額が急上昇した。ラブブーはその中でも最大のIPの一つで、全世界で年間数百億円の売上を生む。映画化が実現すれば、グッズ展開・テーマパーク展開・コラボなどの追加ビジネスにも火がつく可能性がある。
タイでのラブブー人気はまだ衰えを見せておらず、Pop Martは2025〜2026年にバンコクに旗艦店を拡張している。映画化発表はファンの熱を再燃させる効果があった。