パタヤの理髪店で3月20日、中国人男性(40歳)が外国人に禁止されている理容業務を行っていたとして、入国管理警察に逮捕された。タイでは理容・美容師業は外国人が従事できない保護職種のひとつだ。
タイの外国人就労規制
タイの「外国人就労法」(Alien Working Act)では、タイ人の雇用保護を目的として約39種類の職種が外国人に禁止されている。理容師・美容師もその対象で、免許なしに外国人が業務を行えば刑事罰の対象となる。
チョンブリー県入国管理局の指揮のもと、ソンプロット・シリスカ准将が率いるチームが午後5時ごろに店舗を捜索。中国人男性が客のカットを行っている場面を現認して逮捕した。
パタヤでの外国人不法就労問題
パタヤは外国人の長期滞在者が多く、無認可での商売が問題になることが多い。飲食・小売・マッサージ・理容などの分野で外国人が就労規制を無視して営業するケースが後を絶たない。
特に中国人コミュニティでの無認可商業活動は近年増加傾向にあり、入国管理局と労働局は合同取り締まりを強化している。違反した場合はビザ停止・強制送還の対象にもなる。
中国人コミュニティとタイの産業参入
中国人起業家は正規のビザ・就労許可を取得してビジネスを行うケースも多いが、手続きを省いて非合法営業を行う例も報告される。タイでは日本のような精緻な在留管理制度が整備途上のため、取り締まりの網をくぐりやすい面もある。
今後も類似の取り締まりが強化される見通しだ。