ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの息子ノックス・ジョリー=ピット(17歳)が、ロサンゼルスのジムでムエタイ訓練に本格的に取り組んでいる様子が5月12日にKhaosod Englishで報じられ、タイのファンの間で大きな反響を呼んでいる。タイのムエタイ聖地「ラチャダムノエン」のタイ語ロゴが入ったパンツを着用して真剣に稽古する写真がSNSで拡散している。
金メダルまで獲得した本格派
ノックス氏は2026年1月にLAで開催された「Born to Win Combat Sport」大会で金メダルを獲得した。母アンジェリーナ・ジョリーと双子の妹ヴィヴィアンが応援に駆けつけて共に祝った。2025年7月の試合では鼻血を流す場面もあったという。
2008年7月生まれの6人兄弟末弟で、父ブラッド・ピットは「ファイト・クラブ」「トロイ」などの映画で格闘技経験を持つ。訓練の本格化は2025年から始まり、2026年も継続している。
ラチャダムノエンのロゴが示す敬意
ノックス氏が着用するパンツに刻まれた「ラチャダムノエン(ราชดำเนิน)」は、バンコクのタイ最古のムエタイ専用スタジアムだ。1945年創設で「王の道」を意味し、タイのプロムエタイの聖地とされる。そのロゴ入りパンツを選んだことは、フィットネス目的を超えたタイのムエタイ伝統への本格的な関与として受け止められている。
タイのソフトパワー戦略への追い風
タイ政府は2023年以降、ムエタイをユネスコ無形文化遺産への登録推進を含む「5F戦略(Food, Film, Fashion, Festival, Fight)」のソフトパワー外交の柱に位置づけている。ノックス氏のような世界的なセレブリティファミリーがムエタイに傾倒することは、その戦略にとって格好の宣伝効果となる。タイ国内ではXやTikTokで「タイのムエタイがハリウッドトップ俳優を引きつけた」「タイのスタジアムで試合を見たい」といった反応が殺到している。アンジェリーナ・ジョリーはカンボジアとの縁が深く(長男を養子に迎え、カンボジア国籍も取得している)、タイのムエタイへの親近感には地理的・文化的な背景もある。





