タイ反マネーロンダリング委員会(AMLO)が、タンマカーイ寺の元住職タンマチャヨーに関連する資産14億バーツ(約56億円)を既に没収していたことが明らかになった。
DSIが資金洗浄事件を時効で打ち切ったと発表した直後に、AMROが別ルートでの資産没収実績を公表した形だ。刑事事件は終結したが、民事での資産回収は進んでいたことになる。
没収された資産には不動産や建物が含まれる。タンマカーイ寺の関連施設で、寺院の名義で取得されたものも対象だ。
タンマチャヨー元住職は2017年にDSIの逮捕状が出たが「体調不良」を理由に出頭を拒否し、以降所在不明のままだ。刑事の時効は満了したが、没収された14億バーツは国庫に帰属する。
「刑事は逃げ切れたが、金は取り返された」——この結果はタイの法執行の限界と、別ルートでの成果の両面を示している。