
田中 カツオ
タイ専門ジャーナリスト
東京都出身、38歳。バンコク在住10年。もともと地方紙で記者をしていましたが、タイに来てからはフリーランスで暮らしています。在タイ10年で見てきたこと、調べたことを、なるべく正確に伝えたいと思っています。
コラム一覧(5本)
タイの交通事故はなぜ多いのか 毎日約50人が死亡する構造とマッカサン事故
タイでは交通事故で毎日約50人が亡くなる。バンコク・マッカサン事故をきっかけに、バイク依存・取締り・運転教育・踏切インフラの構造問題を在住10年が整理する。
モーターショー予約132,951台の内側。ディーゼル50バーツが生んだEVブームを数字で検証する
バンコク・モーターショー2026の予約台数が前年比71.8%増の132,951台を記録した。BYDが首位、トヨタが2位。だが予約の3〜4割はローン審査で消え、ディーゼル高騰というパニック要因が重なった14日間の数字を、年間販売データと突き合わせると見える景色は変わる。
「親日国タイ」で日本人の存在感が薄れている — データで読む日タイ逆転の構造
訪タイ日本人は180万人から80万人に半減、タイ人の訪日は115万人で史上初の逆転。タニヤ通りに中国系KTVが出店し、BYDがホンダを抜き、在留邦人は7万人を割った。データで追う「親日国タイ」と日本人の立ち位置の変化。
なぜタイの大気汚染は毎年繰り返されるのか — バンコクとチェンマイ、それぞれの原因
バンコクは排気ガスと建設粉塵、チェンマイは農地焼却と盆地地形。同じタイでも大気汚染の原因はまったく違う。農家の債務サイクル、米国産トウモロコシの輸入拡大、市民主導の大気浄化法案まで、構造的な問題をデータとともに解説する。
タイの燃料危機を理解する — 石油基金の50年、精製マージンの闇、密輸ネットワーク
ディーゼルが50バーツを超えたタイ。しかし問題は原油高だけではない。1973年から続く石油基金の赤字サイクル、製油所の不透明な精製マージン、カンボジア・ミャンマーへの密輸ネットワーク。数十年にわたる構造問題を、データとともに解説する。