世界で初めてとされる雌雄のふたごのゾウが、2歳の誕生日を迎えた。タイ中部アユタヤで6月7日、記念の式典が開かれ、ファンや象使い(マハウト)らが2頭の成長を祝った。
アユタヤで生まれたきわめて珍しい双子
2頭は2024年6月7日、アユタヤ県のアユタヤ・エレファント・パレス(王室象苑)で生まれた。母親は当時36歳のアジアゾウ、ジャムジュリー。先に体重約80キロのオスが生まれ、その約18分後に約60キロのメスが続いた。オスは「プラーイ・サッパラック・ソポン」、メスは「パーン・サコンラック・ソピット」と名付けられている。
雌雄の双子は「奇跡」級の珍しさ
ゾウが双子を産むこと自体がまれで、さらに雌雄の組み合わせとなると、世界でも記録がほとんどない。2頭は生まれたときから「奇跡の双子」として国内外で注目を集めてきた。無事に2歳を迎えたことは、関係者にとっても大きな喜びとなった。
ゾウと深く結びつくタイ
タイにとってゾウは、国の象徴ともいえる存在である。古くは戦象として、近代では労働や観光の担い手として、人々の暮らしと深く結びついてきた。一方で、生息地の減少や飼育環境をめぐる課題も指摘されており、ゾウの保護は重要なテーマとなっている。
すくすく育つ双子に期待
誕生会には多くのファンが訪れ、2頭の健やかな成長を願った。希少な雌雄の双子が元気に育つ姿は、ゾウの保護や繁殖への関心を高めるきっかけにもなりそうだ。アユタヤの象苑では、今後も2頭の様子が公開されていくとみられる。